日常業務の中で所員がいつも心掛けている事は、常に担当した建物に設計者自身が居住するつもりで設計しているという事です。そして、設計者と居住者の両方の立場から夢を追求しています。 日常生活の中には常に居住性、利便性に対する要求が多く存在します。居住者の心をくすぐる配慮を怠らないよう、利用する居住者の満足の得られる建物であるよう心掛けています。何より、利用する人に心のやすらぎを与えるものであるようにしたいと思っています。
1:計画設計 2:本設計 3:建設業者選定
4:工事着工 5:検査 6:竣工・引渡し
従来の建築物は、構造体の強さで地震に対して踏ん張って耐える耐震構造が一般的でした。耐震構造は、地震による力が直接建物に伝わるため、建物全体が激しく揺れ、内部の扉や家具などの損傷は激しいものでした。 これに対し、免震構造とは建物の基礎から上階、あるいは建物の中間層以上の階全体を免震部材の上にのせ、免震層のみを大きく変形させ地震によるエネルギーを吸収することで、激しい揺れを抑える構造システムです。 つまり建物と地面を切り離し、地震の揺れを建物に直接伝わらないように免震装置を設置し、建物を安全に守ろうとする工法です。 地震の力を減衰しゆっくりした揺れに変えるため、建物自体はもちろんのこと、建物内部も保護されます。
設置例:参考1
免震構造を支える免震装置・免震部材は厳密な材料検査や試験機によるテストを繰り返し実施されるため、安定した品質と優れた性能を長期にわたって維持します
設置例:参考2
免震構造は基礎部分だけでなく、配管設備も地震による動きに対応できるよう設計されています。地震がおきても、建物の揺れから重要な設備機器を守ることができます。
免震構造は病院や美術館、博物館などに積極的に採用され、安心感や居住性の良さからマンション設計にも取り込まれています。 すでに超高層マンション設計には取り入れられ、大地震への対応を検討し設計・施工されています。